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個人事業主と法人の違いは?徹底解説します!

個人事業主と法人の違い

独立や開業を考える際に、「会社を設立するか」「個人事業主としてやっていくのか」どちらがいいのか迷いますよね。

そこで今回は、個人事業主と法人の違いについて、それぞれの特徴やメリット・デメリットをお伝えしていきます。

個人事業主と法人の違い

個人事業主と法人の違いについて項目に分けて解説します。

開業・設立方法

まず、個人事業主と法人は、開業や設立方法が異なります。

個人事業主

個人事業主として開業する場合の手続きは、税務署へ「開業届」を提出するだけです。

設立には費用はかからないので1日で済みます。

法人

一方、法人の設立には「株式会社」「合同会社」に大きく2つに分けられています。

株式会社が約24万円、合同会社は約10万円の費用がかかります。

どちらも「定款」と「登記」という手続きが必要です。

「定款」は公証人役場で、「登記」は法務局や税務局で手続きを行います。

また、設立に必要な書類も個人事業主よりも多く、手続きには1週間程度かかります。

税金について

次に、個人事業主と法人では、支払う税金も異なります。

個人事業主

個人事業主が支払う税金は、主に4種類あります。

  • 個人事業税(業種によってかからない場合がある)
  • 消費税
  • 所得税
  • 個人住民税
  • 固定資産税(償却資産税)

確定申告の際は、「白色申告」または「青色申告」で手続きを行います。

法人

一方、法人が支払う税金は、6つの種類があります。

  • 法人税
  • 法人事業税
  • 地方法人特別税
  • 法人住民税
  • 固定資産税(償却資産税)
  • 消費税

会社によって、利子や配当金に課税される「所得税」「自動車関税」なども支払う必要があります。

確定申告の際は、「法人税申告書」で手続きを行います。

法人税は所得税より穏やか

法人税は所得に対して課せられる税金をいいます。

個人事業主で言うと所得税にあたります。

法人税は、所得税よりも穏やかで最大税も約24%です。

例えば所得800万円に対した、法人税は15%であるのに対し、個人事業主は23%と割り高となっています。

社会保険

最後に社会保険についての違いについてお話していきます。

個人事業主

個人事業主は、社会保険ではなく「国民健康保険」「国民年金」に加入します。

法人

法人は、従業員はもちろんのこと、経営者や役員も社会も社会保険(健康保険・厚生年金)に加入します。

ただし、会社の社長は労働基準法における労働者ではないため、労働保険(雇用保険・労災保険)には加入できません。

個人事業主と法人の違いまとめ

以上が、個人事業主と法人についての違いについて解説しました。

個人事業主は、届け出を提出するだけで開業できるのが良いですが、法人の手続きは税金に関しては、さまざまな優遇措置があり、節税したい場合はには有利だと言えます。

それぞれメリットがあるので事業内容に合っているのか、じっくり考えたうえで判断しましょう。

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